海外の日本語教師求人は、2種類ある

「海外 日本語教師 求人」という探し方には、まったく別の2つの願望が混ざっています。

ひとつは海外に住んで教えたい。現地の日本語学校や大学に就職する道です。もうひとつは日本にいながら海外の生徒に教えたい。オンラインで、報酬をドルで受け取る道です。

検索する言葉は同じでも、必要なもの・報酬の出方・応募の仕方がまったく違います。当サイトが扱っているのは後者だけです。前者を探している方には当サイトは役に立ちませんので、その場合の探し方も含めて最初に整理します。

まず、自分がどちらを探しているのか決める

海外に住んで教える日本にいながら教える
勤務地現地の日本語学校・大学・企業自宅
資格求められることが多い働き方による
ビザ必要。ここが最大の壁不要
報酬現地通貨。現地の水準に従うドル建て
探し場所現地校の採用・公的な派遣制度・専門の求人サイト出品型プラットフォーム・案件掲載型
当サイトの扱い対象外これが専門
「海外だから報酬が高い」は、住む場合には当てはまりません

現地に住んで教える場合、報酬はその国の水準で決まります。物価の安い国では日本より低くなることが普通です。ドル建てで受け取れるのは、日本にいながら海外の生徒や企業から受注する場合の話で、両者を混同すると計算が合わなくなります。

海外に住んで教えたい場合(当サイトの範囲外)

当サイトでは扱っていないので、探し方の方向だけ書きます。

現地の教育機関で教えるには、多くの場合就労ビザが要ります。そしてビザを出してもらうには、学歴・資格・経験のいずれかが条件になるのが一般的です。2024年4月に始まった国家資格「登録日本語教員」は国内の認定日本語教育機関のための制度なので、海外で通用するかは国と機関によって変わります。

  • 公的な派遣制度を調べる(民間の求人とは経路が違う)
  • 現地校の採用ページを直接見る(求人サイトに出ないことが多い)
  • 日本語教育に特化した求人サイトを使う。一般の求人サイトより掲載が多い
  • ビザの要件を、行き先の国ごとに確認する。ここが実質的な足切りになる
この節は当サイトが検証した情報ではありません

当サイトは海外に住んで働く求人を扱っておらず、掲載データも持っていません。上は探し方の方向を示したもので、制度・ビザ・資格の要件は必ず一次情報でご確認ください。

日本にいながら海外の生徒に教える場合

ここからが当サイトの専門です。

ビザが要りません。 これが最大の違いです。日本に住んだまま、海外の学習者や企業から報酬を受け取ります。方法は大きく2つに分かれます。

出品型(italki など)案件掲載型(当サイトが扱う範囲)
求人という形存在しない(自分でレッスンを出品する)存在する(募集に応募する)
収入の立ち上がり生徒がつくまでゼロ受注すれば確定
続き方生徒がつけば継続単発が多い
価格自分で決める募集側が提示
資格不要な枠がある募集による

「求人が見つからない」と感じる理由がここにあります。 オンライン日本語教師の主戦場は出品型で、そこには募集も応募も存在しません。求人サイトを探しても件数が少ないのは、探し方の問題ではなく取引の構造です。出品型についてはitalki の解説に書いています。

当サイトが掲載しているのは案件掲載型のみで、日本語指導にあたるものは掲載中3件・累計5件です。数は多くありません。ただし募集側が報酬を提示しているので、生徒を集めなくても報酬が確定するという違いがあります。

当サイトで見つかる「海外の日本語指導」の中身

案件掲載型に出るのは、学校の授業のような形ばかりではありません。当サイトが観測している範囲では、次のような仕事が日本語ネイティブを名指しで募集しています。

  • 会話の相手役(学習者と話す。教材を作らないことも多い)
  • 発音のチェック(録音を聞いて指摘する)
  • 学習教材の作成(教える場に出ない)
  • 日本語音声の録音(教材用。音声収録の仕事も参照)
  • 通訳・同行(日本国内の案件として出ることがある)

つまり「日本語教師の求人」と狭く探すと見落とします。日本語ネイティブであること自体が条件になっている仕事という広さで探す方が、案件掲載型では見つかります。当サイトは掲載中51件のすべてに、日本から応募できるかと必要な英語力を判定して付けています。

よくある質問

海外の日本語教師求人はどこにありますか?
どちらを探しているかで場所が変わります。海外に住んで教えるなら、公的な派遣制度・現地校の採用ページ・日本語教育に特化した求人サイトです(当サイトでは扱っていません)。日本にいながら海外の生徒に教えるなら、italki などの出品型プラットフォームと、当サイトのような案件掲載型の両方です。前者には求人という形が存在せず、自分でレッスンを出品します。
海外で教える方が報酬は高いですか?
そうとは限りません。 現地に住んで教える場合、報酬はその国の水準で決まります。物価の安い国では日本より低くなることが普通です。ドル建てで受け取れるのは、日本にいながら海外の生徒や企業から受注する場合の話で、両者は別の話です。
ビザは必要ですか?
海外に住んで働く場合は多くの国で就労ビザが必要で、これが実質的な足切りになります。日本にいながらオンラインで教える場合や、海外企業から案件を受注する場合は不要です。当サイトが扱っているのは後者だけです。
求人が少なすぎるのですが、探し方が悪いのでしょうか?
探し方の問題ではありません。オンラインで日本語を教える仕事の主戦場は出品型のプラットフォームで、そこには募集も応募も存在しないためです。求人という形で公開されている分だけを探していると、実際の市場の一部しか見えません。当サイトの日本語指導の掲載も3件ですが、これは収集の失敗ではなく取引構造の反映です。

海外に住んで教える場合の記述は探し方の方向を示したもので、当サイトが検証した情報ではありません。制度・ビザ・資格の要件は必ず一次情報でご確認ください。当サイトの掲載件数は毎日の巡回から自動で差し込んでいる実数です。

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