未経験から文字起こしを始めるとき、最初に知るべきこと

文字起こしは、未経験から始められる数少ない在宅の仕事です。資格が要らず、日本語ネイティブであること自体が条件になり、道具もPCとヘッドホンで足ります。入口は確かに広い職種です。

ただし当サイトは「未経験でもすぐ稼げる」とは書きません。国内の相場は時給換算で約800円程度とされており、割に合うまでには経験が要るという記述が複数あります。ここを甘く書くと、読んだ人が時間を損します。

このページでは、未経験の人が最初にやるべきことを順番に書きます。目標は「稼ぐこと」ではなく「自分の処理速度を知ること」です。 そこが分からないうちは、割に合う案件かどうかを判断できません。

最初に知っておくべき現実

  • 慣れないうちは、音声1分に4〜5分かかります。 30分の音声なら2時間以上です
  • 聞き取れない箇所で時間が飛びます。 専門用語・固有名詞・複数人が同時に話す場面が特に厳しくなります
  • 国内の時給換算は約800円程度という参考値があります。最初はこれを下回ると考えてください
  • 中断しにくい作業です。 細切れの時間には向きません
それでも入口として意味がある理由

処理速度は上がります。そして文字起こしで身につく「音声を正確に文字にする」能力は、当サイトが扱う他の案件(音声データの確認、AI生成音声の評価、字幕作成)にそのまま応用できます。**最初の実績を作る場所としては合理的です。**

最初の1本で測るべきこと

稼ぐより先に、これをやってください。

最初の1本で記録する数字
音声の長さ           : ___ 分
実際にかかった時間     : ___ 分
倍率(かかった時間÷音声): ___ 倍

報酬                 : ___ 円 または ___ ドル
実質時給 = 報酬 ÷ かかった時間 × 60 = ___

聞き取れずに止まった回数 : ___ 回
一番時間を食った原因     : ______________

倍率が分かれば、その後の案件が割に合うかを応募前に計算できます。 単価制の案件なら「音声1分あたりの単価 ÷ 自分の倍率 × 60」が実質時給です。この数字を持たずに単価だけを見て応募すると、受けてから割に合わないと気づくことになります。

一番時間を食った原因も記録してください。ヘッドホンを変えれば解決することもあれば、その分野の音声を避けるべきだと分かることもあります。

未経験のときに選ぶべき案件

条件未経験に向くか理由
時給制向く処理速度が遅くても報酬が減らない
単価制慣れてから遅いほど実質時給が下がる
短い音声向く測定しやすく、断念しても影響が小さい
長尺(30〜60分)避ける分単価が下がる傾向があり、途中断念もできない
素起こし・確認作業向く整文や要約より作業量が少ない
整文・議事録化慣れてから同じ音声1分でも時間がかかる
「週30時間以上」避ける未経験のうちは稼働量を約束しない方が安全

当サイトは全案件に初心者向けかどうかを判定して付けており、掲載中の31%が該当します。文字起こしに関連する掲載は4件(累計8件)、時給案件の幅は$8〜$30です。

「確認・修正」の案件は未経験でも入りやすい

当サイトが観測している海外案件には、既存の書き起こし(AIが自動生成したものを含む)を音声と突き合わせて修正する作業があります。ゼロから聞き取って入力するより負荷が低く、未経験者の入口として現実的です。

処理速度を上げる、効果の大きい順

  1. 密閉型のヘッドホンを使う。 スピーカーだと聞き返す回数が増えます。ここが一番効きます
  2. 再生速度と巻き戻しをキーボードで操作できるようにする。 マウスに持ち替える時間が積み上がります
  3. 辞書登録をする。 案件に頻出する固有名詞を先に登録しておくと入力が速くなります
  4. 聞き取れない箇所は印を付けて先に進む。 その場で粘ると全体が遅くなります。最後にまとめて処理してください
  5. 同じ分野を続ける。 語彙が蓄積するため、分野を固定した方が速くなります

文字起こしの次に繋がるもの

文字起こしを入口にする利点は、身につく能力が他の案件に応用できることです。当サイトが掲載している案件には、次のような隣接する仕事があります。

  • 音声データの確認・評価(AI生成音声の自然さを評価するなど)
  • アノテーション(音声とデータの整合性チェック)
  • 字幕作成(文字起こしにタイムコードが加わる)
  • 翻訳つき文字起こし(日本語音声を英語のテキストにする。日本語ネイティブであることが直接効く翻訳の仕事も参照)

最後のものは、当サイトが扱う海外案件ならではの形です。国内のクラウドソーシングでは見つけにくく、日本語と英語の両方に触れられること自体が条件になるため、単価の付き方が変わります。

よくある質問

未経験でも文字起こしの仕事はできますか?
できます。資格が要らず、日本語ネイティブであること自体が条件になる仕事です。ただし「すぐ稼げる」とは当サイトは書きません。慣れないうちは音声1分に4〜5分かかり、国内の時給換算は約800円程度とされる参考値があります。最初は時給制の短い案件を選び、自分の処理速度を測るところから始めてください。
最初にどんな案件を選べばいいですか?
時給制で、音声が短く、素起こしまたは確認作業のものが向きます。処理速度が遅くても報酬が減らないためです。逆に、単価制・長尺・整文や議事録化が求められるもの・「週30時間以上」のような稼働条件が付くものは、慣れてからにしてください。当サイトは全案件に初心者向けかどうかを判定して付けています。
特別な機材は必要ですか?
必須ではありませんが、密閉型のヘッドホンだけは効きます。 聞き取れない箇所を巻き戻す回数がそのまま作業時間になるためです。加えて再生速度と巻き戻しをキーボードで操作できるようにしておくと、マウスに持ち替える時間が減ります。高価な機材は要りません。
内職として続けられますか?
在宅で完結する仕事なので続けられますが、細切れの時間には向きません。 音声の文脈を保ったまま中断すると、戻るのに時間がかかります。1回1〜2時間のまとまった枠を確保できる日を、週に何日作れるかで受けられる案件が決まります。

国内相場は文字起こし業者・ツール提供元・クラウドソーシングの相談ページなどの記述にもとづく参考値で、一次情報ではなく出典によって幅があります。掲載件数・時給の幅・初心者向けの割合は、当サイトが毎日巡回して数えている実数を自動で差し込んでいます。

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