文字起こしの副業は、割に合うのか

文字起こしは副業として紹介されることが多い仕事です。特別な資格が要らず、在宅で完結し、日本語ネイティブであることがそのまま条件になります。入口としては確かに入りやすい職種です。

ただし当サイトは「未経験でもすぐ稼げる」とは書きません。国内の相場は時給換算で約800円程度とされており、割に合うまでには経験が要るという記述が複数あります。慣れないうちは音声1分に対して4〜5倍の時間がかかります。

このページでは、副業として割に合うかどうかを自分で判定する方法を書きます。金額の目安ではなく、判定の手順です。あわせて当サイトが掲載している海外案件が、この判定にどう影響するかを示します。

判定に必要なのは、たった1つの数字

音声1分を処理するのに、自分は何分かかるか。 これが分からないと、単価制の案件が割に合うかは判断できません。

割に合うかの計算
実質時給 = 音声1分あたりの単価 ÷ 音声1分にかかる自分の作業時間(分)× 60

例1) 単価100円・音声1分に4分かかる場合
     100 ÷ 4 × 60 = 時給 1,500円

例2) 単価100円・音声1分に8分かかる場合
     100 ÷ 8 × 60 = 時給 750円

※ 同じ単価でも、処理速度で倍違う

単価だけを見て応募しないでください。 同じ単価でも、処理速度によって実質時給は倍違います。そして処理速度は、実際にやってみるまで自分でも分かりません。

最初の1本は「測るため」に受ける

慣れないうちは音声1分に対して4〜5倍かかります。短い案件を1本通して、自分の実測値を出してください。そこから割に合う単価の下限が決まります。

国内の相場(参考値)

区分単価
音声1分あたり80〜100円
クラウドソーシング音声1分あたり 100〜300円
経験者向け(30〜60分の長尺)音声1分あたり 60〜100円

時給換算では約800円とされます(分単価80円で、1時間の作業で10分の音声を処理した場合)。上の計算式に当てはめると、これは「音声1分に6分かかる人が分単価80円で受けた場合」に近い数字です。

これらは文字起こし業者・ツール提供元・クラウドソーシングの相談ページなどの記述にもとづく参考値で、一次情報ではなく出典によって幅があります。当サイトは断定的に書きません。

「経験者向けの方が単価が低い」のはなぜか

表の3行目に注目してください。長尺の案件は単価が下がる傾向があります。1本あたりの総額は大きくなりますが、分単価では不利になることがあるということです。総額と単価を分けて見てください。

海外案件を混ぜると、判定はどう変わるか

当サイトは文字起こしに関連する案件を掲載中4件・累計8件掲載しており、時給案件の幅は$8〜$30です。数字だけ見れば国内の時給換算(約800円)より高く出ます。

ただし「海外なら3倍稼げる」とは書けません

**仕事の中身が違うためです。** 国内の相場はゼロから書き起こす作業の単価ですが、当サイトが掲載している海外案件には、既存の書き起こし(AIが自動生成したものを含む)を音声と突き合わせて修正する確認作業が多く含まれます。確認作業の方が音声1分あたりの所要時間は短くなるため、作業量あたりの比較になっていません。

副業という観点で実質的に効くのは、金額そのものではなく報酬形態です。時給制の案件では作業時間がそのまま報酬になります。 単価制では処理速度が遅いほど実質時給が下がりますが、時給制ならその影響を受けません。慣れていないうちは時給制の方が安全という言い方ができます。

ただし時給制の案件には「週30時間以上」のように稼働量が条件になっているものがあります。副業では受けきれないので、募集文の稼働条件を必ず確認してください。

副業として週に何時間必要か

文字起こしは中断しにくい作業です。音声の文脈を保ったまま止めて再開すると、戻るのに時間がかかります。15分の細切れ時間を積み上げる形には向きません。

  • まとまった時間が取れる日に寄せる。 1回1〜2時間の枠を確保できる日を週に何日作れるかで、受けられる案件の長さが決まります
  • 納期に余裕のあるものを選ぶ。 固定報酬・納期のみ指定の案件が副業には向きます
  • 長尺は最初は避ける。 総額は大きいですが、分単価は下がる傾向があり、途中で断念すると納品できません

受け取りと税金

海外案件はドル建てで受け取ります。受け取り方によって手取りが変わるため、初回の入金前に受け取り方のガイドで決めておいてください。少額を頻繁に出金すると、出金手数料が割合として重くなります。

また、日本に住んでいれば海外から受け取った報酬も日本で課税されます。給与所得者が副業で得た所得には申告が必要になる基準があり、受け取った金額ではなく所得(収入から経費を引いた額)で判断します。詳しくは税金と確定申告のガイドをご覧ください。

よくある質問

文字起こしの副業はいくらになりますか?
当サイトは金額を断定しません。実質時給は「音声1分あたりの単価 ÷ 音声1分にかかる自分の作業時間 × 60」で決まり、処理速度によって同じ単価でも倍違うためです。国内の相場は時給換算で約800円程度とされる参考値があり、当サイトが掲載している海外案件の時給は$8〜$30です。ただし仕事の中身が違うため単純比較はできません。
未経験でもすぐ稼げますか?
当サイトはそうは書きません。 国内の相場は時給換算で約800円程度とされ、割に合うまでには経験が要るという記述が複数あります。慣れないうちは音声1分に対して4〜5倍の時間がかかります。まず短い案件を1本通して自分の処理速度を測り、それから割に合う単価の下限を決めてください。
単価制と時給制のどちらがいいですか?
慣れていないうちは時給制の方が安全です。単価制は処理速度が遅いほど実質時給が下がりますが、時給制なら作業時間がそのまま報酬になります。ただし時給制の案件には「週30時間以上」のような稼働条件が付くものがあるため、副業では募集文の条件を必ず確認してください。
AIで文字起こしの仕事は無くなりますか?
当サイトはこの問いに断定しません。 根拠を持っていないためです。観測している事実としては、当サイトが掲載している案件のなかに「自動生成された文字起こしの修正・編集」という形のものがあります。ゼロから起こす作業と、機械が出したものを直す作業では、求められる速度も単価の付き方も違います。募集の形が変わってきていることは事実として書きますが、その先を予測することはしません。

国内相場は文字起こし業者・ツール提供元・クラウドソーシングの相談ページなどの記述にもとづく参考値で、一次情報ではなく出典によって幅があります。掲載件数と時給の幅は当サイトが毎日巡回して数えている実数です。税務の記述は一般的な整理であり、個別の判断は税理士にご確認ください。

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